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◆ スタッフインタビュー(5) 構成/脚本:高木 登◆


Q・原作を最初に読んだときの印象について――。
映像化するのを前提に読んだので、最初の印象は「これアニメになんのか?」(笑)。ブログにも書きましたが、根が枝葉になり幹が末節になる楽しさで、巻を重ねるごとにそんな成田さんの方法論をこそ楽しむ作品になっている、そこが魅力だと思います。


Q・複雑なストーリーを構成する上で苦労した点は?
成田さんの方法論は小説だからこそ成立するもので、それをそのまま映像に移し替えるのは不可能であるわけです。そこをどう映像作品としての面白さに移植するのか。あと、成田さんはキャラクターをロジックで立ち上げている。自分はキャラクターは感情で立ち上げるものだと思っているので、その差異を埋め合わせるのにも苦労しました。


Q・全話数を一人で書いている理由について――
人が呼べないから(笑)。十二話まで書いて、キャラクター三人削ってまた頭から直し、なんて作業につきあわせられる方はいません。でも自分本来のやり方には適っていたので、とても楽しい作業でした。


Q・映像化にあたり、注目してほしい部分について――
やはり構成でしょうか。あとアイザックとミリアの会話などは、原作よりもバカ度を上げていたりするところもあるので、ぜひご注目いただきたいです。


Q・一番好きなキャラクターとその理由――
アイザックとミリア。バカだから(笑)。


Q・ファンへメッセージをお願い致します
縁あって「バッカーノ!」を脚色することになりましたが、当初は果たして自分にそれができるのか不安でなりませんでした。全話を書き終えたいまでは、すべてのキャラクターたちが愛おしくてなりません。そんな気持ちが視聴者の皆さんと共有できたらなによりの幸せです。


高木 登(たかぎのぼる)
脚本家。68年東京生。放送大学卒。99年フジテレビヤングシナリオ大賞佳作。00年シ ナリオ作家協会新人シナリオコンクール準佳作。主な作品は『TEXHNOLYZE』『恋風』 『地獄少女』など。





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